共同通信社からの謎の手紙(封筒)が届いた!果たしてその真相とは…

2015年3月某日。
家の郵便受けに謎の手紙(封筒)が入っておりました。送り主は「一般社団法人共同通信社」。
今までの人生で共同通信と接触した経験はないので、便りを送られてくる心当たりなど一切ありません。

「まさか…何か私のスキャンダルを掴んだ共同通信が交渉を持ちかけて来たのか!?」

そんな一抹の不安を持ちながら恐る恐る封筒を開けてみたのでありました。

世論調査のお願い

封筒の中には愛人と腕を組む私の写真が入っている…というような展開はなく、手紙が入っていました。まぁそもそも愛人がいないわけなのですが…漢字がいっぱいの面倒な長文でうんざりな気分。

要約すると「世論調査のために今度家に行くから協力してね~。お土産あげるからさ~。」ということだそう。

なるほどー。
テレビや新聞でやっている世論調査っていうのは、こうやって本当にやっているんだなぁ。

あれ???
調査はいいんだけど、どうして私の名前と住所がバレているのでしょう?
個人情報が漏れてる…??

公職選挙法に則り

どうして私の個人情報を共同通信が知ることができたのか。
最近話題の名簿業者が活躍しているのかな?なんて思っていましたが、その答えは手紙の本文に書いてありました。
その部分を本文から抜粋すると

「有権者全体の意見が反映されるよう、対象者の方々は選挙人名簿抄本から無作為に全国で3,000人を選ばせていただきました。選挙人名簿抄本の閲覧につ いては、各自治体の選挙管理委員会に対して、公職選挙法の規定に従い公正な報道を目的とした世論調査である旨を申請し、許可を得て行っております。」

なるほど。自治体が絡んだ法律に則った方法で個人情報を手に入れているわけですね。

調査当日

訪問調査に来る日は3月21日(土)か22日(日)のどちらか。時間については何も書いてありません。土曜日に留守でも日曜日に改めて来るんだとか。

土曜日13時ごろ、調査員の方がいらっしゃいました。

調査員の方は20代前半と思われる女性。そしてしゃべり方はカタコトの日本語。
どうやら中国か韓国の女性っぽい。アルバイトか何かなのかな??

彼女は玄関にあがることなく、ドアーを開けた状態で今回の調査の説明を開始しました。虫が入るといやだからできればドアーを閉めたかったなぁ。

調査方法は、1冊の冊子を渡されました。
冊子には20問ほどの設問があり、自分の考えに近い番号を答える選択問題でした。
女性は設問を女性が読み上げ私が番号を答える方法か、もしくは私が1問ずつ答えの番号だけを答えていく方法にするかを問いかけてきましたが、通常会話です らカタコトの日本語しかしゃべれない彼女に、設問を読み上げさせるなんて苦行をさせるのは可哀想。むしろ早くドアーを閉めたいのもあり、私が答えだけどん どん答えていく方法にしました。

設問内容は「社会保障」についてと「裁判員裁判」について。

約5分ほどでアンケートに答え終わり、最初に届いていた手紙に同封されていた回収用紙を渡して無事に調査終了。

謝礼

大切な休みの日。何時に来るかわからない人を待ち、調査に協力したのも全ては「謝礼が貰えるから」。商品券とかもらえちゃうのかな~、意外とクオカードとかだったりして~。
そんな期待をする私に彼女が差し出したのがこれでした。

ん?

んん??

何だろうこの箱の形は。
商品券でもなければクオカードでもなさそう。
っていうか、どう考えてもボールペンっぽいんだけど…
まさか休日の午前中を全部潰し、わざわざアンケートに答えてあげたんだから、その謝礼がボールペンなはずがない!

あ、わかった!
きっとボールペンサイズのゴールドバーが入っているんだ!
いやぁ共同通信はやることが洒落ててにくいね!

よし、開けてみよう。

ほんと…憎いね。

貴重な体験

今回の調査には全国で3,000人が選ばれました。日本の人口約1億人のなかから3,000人です。選挙人名簿抄本から選んでいることを考えると、選挙権がある二十歳以上の中から3,000人かもしれませんが、まぁ細かいことは置いておいて。

1億人の中から3,000人です。つまりこの調査に選ばれる確立は0.003%です。
いまいち実感がわきませんが、それなりにレアな体験だったはず!
そんな貴重な体験をさせてもらったうえに、若い女の子が接客してくれて、さらに貴重なボールペンを頂けるなんて……あぁ、なんとすばらしき休日だったことでしょう!